先日、数々のアニメーション映画の名作を産み出してきた宮崎駿監督が突然の引退宣言を行いました。海外の評価などもまとめつつコメントをば。
風立ちぬ 劇場予告編4分’(youtubeより)
所属のスタジオジブリの正式な発表ということで、日本のニューズメディアにも大々的に取り上げられておりました。さて、日本の反応は大きいものでしたが、
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海外ではどのような評価だったのでしょうか?
ヴェネチア国際映画際で発表された際の海外メディアの発表をみると一様に監督の引退を惜しむ声が挙がっていたようです。過去2回、引退宣言したことに触れているメディアもあり、今後も創作活動には何らかの形で関わっていくだろう、関わってほしいという表現が挙げられています。
宮崎監督の功績というものは1つにアニメというものの地位を確立したことにあると考えます。どこか、オタクという言葉がついてまわる暗いイメージの分野ですが、ジブリという言葉で男女・年代問わず、多くの人が話題に出せる共通の文化となっています。
アニメというより、ジブリという言葉を確立させた人かもしれません。
風の谷のナウシカから始まり、風立ちぬまで、多くの人が賛否両論挙げながらも時には映画館、時にはビデオ、DVD、ロードショーなどで目にしてきました。外国人にもジブリ作品は非常に人気があり、DVDやBDも売れています。
海外の評価として、宮崎監督の作品に感化されて、アニメ制作の現場に入って行った人も多いということが以前ニュースでも取り上げられていました。
作品を通して、社会に問題提起をする、その志ある活動を宮崎監督の今後の活動がどうあれ、スタジオジブリや、他のプロダクションが引き継いで行ってほしいと思います。
宮崎駿 庵野秀明 対談動画
引継ぎと言えば、エヴァンゲリオンで有名なガイナックスの庵野秀明監督(風立ちぬに声優として参加)も海外での評価は高いんですよね。ジブリとは種類が違いますが、国内・国外ともに知名度は高いですね。
やはりアニメという文化は日本が世界に認められる文化の1つであることは間違いないのですね。
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