ホームステイでも人気のあるフランスのパリ。様々なフランス人との出会いの中で、日本では得ることのできない経験や体験ができます。そんな素敵な出会いや人々の話を書いてみましょう。





パリにホームステイして得た3つの宝
高校生の頃、まだフランス語も習いたてにもかかわらず、機会に恵まれて6週間のパリホームステイ体験をすることになりました。
10代でパリジャンと交わることは衝撃的でもあり、その後の人生に大きな影響がありました。
1.なぜ?と深く考えるように
パリジャンはとても議論好きで、ホームステイ中いつもくっついて回っていたホストシスター(フランス人女性)は、あちこちのカフェで見ず知らずの人と話し始め、議論に熱中することもしばしばでした。
英語が堪能だった彼女はその内容をあとで解説してくれたり、通訳してくれることもありました。
また、パリと言うと日本人としてはキレイに整ったイメージもありますが、意外と治安が悪い部分も多いことを教えてくれました。
年下の私にもパリジャンは哲学的な問題とか政治的なことに関してもがんがん質問してきて、「なぜそう思うんだ?」「必ず理由があるはずだ」などと言いながら、適当な回答には満足してくれません。
フランス語のリスニング力がついたのもありがたかったけれど、何よりも、あらゆることに疑問を持ち、なぜ自分はそう思うのかを深く考えるきっかけとなったのが、フランス人との出会いの中で得た大きな収穫でした。
2.西洋美術の扉を開いてもらう
パリにはルーブルを代表とするたくさんの有名な美術館がありますが、美術に詳しいホストシスターに連れられ、丁寧な解説付でなじみのない芸術家の作品も観てまわりました。
ピカソが大好きだった彼女から、彼の数々の愛人たちとのエピソードを聞きながら、作品への影響を見て取ることができました。ホストファミリーの興味分野如何で知らなかったことに触れられるのはホームステイの醍醐味です。
3.家族はどこも一緒と実感
滞在中、一度だけ家族が大喧嘩になったことがありました。詳しい内容はわからなくても、家族だからこその感情のもつれがあることは容易に理解できました。
これは日本はもちろんのこと外国でもどこの国でも同じで、どこの家族もそういう問題を抱えている、ということが実感できて、急にフランス人を身近に感じることができました。
語学の部分だけではない、将来に渡って宝となる体験がホームステイにはいっぱいあると、自信を持って言えます。
パリにホームステイして経験したフランス人のまとめ
- 論理的な会話が好き
- 美術への造詣が深い