これまで約十年以上にわたり中国人と一緒に仕事をしてきました。日本とは習慣や考え方が異なることが多く、トラブルや問題も起きることが多くありました。
でも今では彼らの背景や考えを理解できるようになり、上手に付き合えるようになりました。
はじめに – まずは「尊敬」して、「知る」こと
それぞれの国には異なる習慣がありますし、必ずしも日本の習慣が正しいというわけでもないので、他の国の人々の文化を尊敬することから始める必要があります。
中国人と付き合う上で大切なのは、一緒に食事をすることだと思います。中国人は日本人以上に食事を重要視しており、一緒に食事するだけで関係が深まったりします。ここで中国人と食事をする上で大切な3つの心得をご紹介しましょう。
中国人と上手に付き合うための食事に関する重要な3つの心得
- 食事に誘われたら遠慮せずに応じよう
- 食事のマナーの悪さも気にしない
- 食事の精算は割り勘をしない
1、食事に誘われたら遠慮せずに応じよう
もし中国人に食事に誘われたら、ぜひすぐに応じてみると良いと思います。
もちろん時と場合にもより、相手が都合が悪そうな状況であれば断ってあげるのも配慮ですが、都合が良さそうなら一緒に食事に行ってみましょう。
中国人にとって食事はそれほど大きなことではなく、友達としての交流を深める良い機会なので、あまり気を使いすぎる必要はないと思います。
一緒に食事をすることで仕事もうまくいくようになったということはこれまで何度もありました。いわゆる日本の接待みたいなものですが、中国ではもっと気軽に応じたらいいと思います。
2、食事のマナーの悪さも気にしない
中国人と食事をする時に気にしてはいけないのは、食事のマナーの悪さです。でもそれは礼儀正しくないわけではなく、そういう習慣と文化なのです。
中国で食事をする際には、店員の礼儀が悪いことも日常茶飯事です。中国人は食べかすや骨などをテーブルに直接置いたり捨てたりする習慣があります。またゴミを平気で床に落としたり、ペッペッと吐いたりします。
でも、それを汚いと思わずに受け入れるようにしましょう。はじめは不快感もあるかもしれませんが、このような文化や価値観の違いを受け入れてこその国際国流です。
実際に自分も同じようにしてみれば、意外としっくりいくかもしれません。細かいことは気にせずに中国人との交流や、豊富な中国料理をしっかりと楽しむようにしましょう。
3、食事の精算は割り勘をしない
中国では基本的に割り勘という習慣はありません。人数が10人くらいいても誰かがおごるのが普通です。春節で横浜中華街に行った時もそうでした。
基本的なマナーとして、食事に誘った人がおごるのが普通ですから、お金に余裕がある時に誘うようにしましょう。この習慣を知らない日本人が、中国人の友達を食事に誘ったのに精算は割り勘にすると、相手に気まずい思いをさせてしまうことがあります。
中国人は面子を非常に大事にする国民だと言われています。もし相手がおごってくれるなら気持ちよく感謝して受けましょう。その代わり覚えておいて次は自分が払うというようにして長く交流を続けていくことができます。
また、日本人のように何回も何回もしつこくお礼を言うのはやめましょう。次回も催促していると誤解されてしまいます。
まとめ – 中国人と良い関係を築いていきましょう
最近では国同士の関係がよくないため、またメディアの影響もあって、お互いに偏見や誤解が生じて仲良くできない状況があります。
中国人のことは好きではない人もいるかもしれませんが、これだけ大きな国で大勢の人口を抱えた国です、多少の礼儀の悪さなどは我慢してあげましょう。
そして世界人口の約5分の1を占める人々と仲良く付き合うようにしましょう。楽しく食事を一緒にするだけで気持ちが打ち解けて仲良くなれる民族です。
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