15歳の時に渡米しました。といっても夏休みを利用した短期留学で、おおよそ1ヶ月のプログラム。
一般的にイメージされるような大々的なものとは違い、ちょっとした旅行気分で行けるようなものだったわけです。
しかしその道中、かなり多くのことに気づくことができました。
そしてこの事実に15歳で気づけたことが本当に幸運だったと感じています。
アメリカに短期留学!彼らとの出会いで指摘された3つの日本人の弱点
- 前に出なければ引かれる
- 教科書英語なんて最悪!
- 意外と伝わるから自信を持って!
1.前に出なければ引かれる
日本には日本人が美徳とする特有の空気感があります。いわゆる
- おしとやかさ
- クールさ
- 謙虚さ
しかしこれは。アメリカでは一転して、プラスの評価にはつながりにくいのです。基本的にガツガツしているといったら聞こえ方が悪いですが、みんな積極的に前に出ます。
最近の若手にありがちな「何を考えてるのかわからず、ずっと黙っている」なんていう姿勢は向こうからしたら「気持ち悪い!」と引かれるくらいのものです。
基本的に発言を我慢せず、思ったことをちゃんと言う。日本人の常識とは少々かけ離れていますが、これはこれでちゃんとしたコミュニケーションをとる上で必要なことですよね。
2.教科書英語なんて最悪!
現地についた私は、教科書で習った英語を一生懸命頭の中で反復しました。というのも私はあまり英語の成績が良くなかったので、なんとか上手に喋らねばと思っていたのです。とつとつとしゃべり続ける私に、ホストファミリーのひとりが言いました。
「なんでそんな堅苦しい喋り方をするんだい?」
彼が突っ込んできたのは「過去分詞」という英文法の一種。
日本の教科書にはもちろん堂々と章が組まれるほどの有名な文法ですが、なんと現地の友達からすると「堅苦しい」のだそうです。
そんなはずはないとばかりにムキになって日本の教科書を見せました。すると彼らは笑って「間違ってはいないけど、そんな言い方誰もしないよ」というのです。
あとで日本に留学した経験のあるホストファミリーから聞いたのは、日本でいう「丁寧語」のようなものだということでした。たしかに文法としては合ってる。正しい表現でもある。
でも、友達同士で使うにはちょっとヘン。私たちが教科書で習い、当然のように使うと思っていた英語は、もしかしたらちょっとおかしいのかもしれません。
3.意外と伝わるから自信を持って!
これだけ英会話教室が駅前をはじめあちこちにある日本ですが、日本人のほとんどが自分の英語力に自信を持っていません。
逆に考えると、その自信のなさが日本の英会話教室のビジネスを支えているのかもしれませんが。
アメリカで帰り際に友人たちに聞いたのですが、「僕たち日本人の英語はやっぱり聞き取りづらいかい?」という問いに関して「もっと声が大きければパーフェクトさ」と返ってきました。
要するに、発音だの文法だの単語だのの正確性を心配するより、もっと自信をもってハッキリ喋ってくれればいいのにということだったのです。
もし目の前に外国人の人が「トイレ、どこ?」と聞いてくればすぐに案内できますが、小さな声で「あの…お手洗い…はどちら…に…えー…」などと自信なさげにやられていたらこちらも困ってしまいますよね。
自分のことは客観的に見づらいといいますが、語学力というのも案外そうなのかもしれません。外国人との出会いを作ることは、コミュ力やメンタルの向上にもつながります!
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